シチリア・島嶼の世界遺産

シチリア島、エトナ火山を臨む景色

イタリアの靴の先にある島シチリア・島嶼は地中海の最大の島です。

オレンジ、オリーブなどを産出するこの島は、イタリア本土とまったく異なるイスラム風の雰囲気を漂わせています。

コバルトブルーの海に浮かぶ巨大なエメラルドのような島、シチリア・島嶼。

このシチリア・島嶼には多くの世界遺産があります。

たとえば、「アグリジェント神殿の谷」、「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」、「ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ」、「エオリア諸島」、「シラクサとパンターリカの岩壁墓地遺跡」など、シチリアには至る所に絶景スポットが点在している為、船に乗ってやってくる観光客が後を絶ちません。

中でも紀元前6世紀頃に造られた「アグリジェント神殿」などは、シチリア・島嶼の世界遺産の中でもっとも見応えがあるとされるので、シチリア旅行の際は必見です。

アグリジェント神殿は古来の様相をそのまま残した建造物であり、他ではまず観られない異様な文化が色濃く残っているので、数多くの世界遺産を観光して回っている人々でさえアグリジェント神殿の前では思わず立ちすくみ、情熱を駆り立てられます。

アグリジェント神殿のような古代のものではなく、現代に生き続ける文化遺産を求める人には、東南部にあるヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々を歩いてみましょう。

このヴァル・ディ・ノートは芸術品を並べたような町並みになっており、当時の貴族が地震からの復興を目指して建造したものが所狭しと並んでいます。

巨大地震の経緯を感じさせないまでに完成されたその町並みは、現代の人々の心を奮い立たせる不思議なパワーでみなぎっています。

一方、エオリア諸島は大自然の猛威が息づく世界遺産です。

シチリアの北にあるこのエオリア諸島には、サリーナ山(標高962mの火山)を始めとする六種類の火山があります。

六種類中二種類は現在も活動しており、その活発な火山は貴重な研究対象として採用されています。

学術的な価値が非常に高い世界遺産なので、自然のパワーを全身で味わいたい方はエオリア諸島を訪れてみましょう。

エオリア諸島は「古来の姿」として眺めるのではなく、「現在の在り方」として観察することができるので、今も息づいている世界遺産に触れたいのであればエオリア諸島は欠かせません。

また、3~4世紀に建てられたカサーレ別荘地なども古びた印象のない世界遺産の一つです。

激烈な時代の変遷をくぐり抜けてきたとは到底思えないほど、保存状態が良いので、当時の貴族の生活を垣間見たい方は見逃せません。

そして、忘れてはならないのがシチリアの東海岸にある「シラクサ」です。

シラクサは大昔から主要な役割を担っていた街であり、現在も様々な文化が発展し続けている街です。

考古学地域があったかと思えばリゾート気分が味わえるビーチがあったり、有名なチョコレートを食べることができたりと面白い要素がぎゅっと詰まっている街なので、まさに観光向けの地域だと言えます。

そして、繁栄の街シラクサを内陸に30キロメートルほど進んで行くと今度は「パンターリカの岩壁墓地遺跡」があるのですが、この古墳群はなんと5000個以上ものお墓がある空間です。

神聖な場所として保管されている地域なので、マナーを守って利用しましょう。

さて、シチリアの世界遺産についてここまでご紹介してきましたが、シチリアにはまだまだ数え切れないほどのスポットが点在しています。

国旗の示す三つの地域をじっくり回ってみるのもおすすめですし、シチリア料理を求めてグルメツアーをするのも良いかと思われます。

世界遺産の他にも、地中海の十字路「パレルモ」のような活気に満ちた港町もあるので、シチリア旅行の際はレンタカーを借りて観光地するのがおすすめでず。